フィリピンからの帰国後に狂犬病を発症した患者(輸入感染症例)について

フィリピンから帰国した60代の男性が狂犬病を発症、現在治療中なんだそうです。

狂犬病なんて過去のもの…と思うなかれ、国内では先人たちの努力により封じ込め、1957年以降は発生していないわけですが、なくなったわけではないことには注意が必要ですね。
※元ネタには、1970年にも一度同様の症例があることが書かれていますね。

尤も、国内でも野良犬や野生化したアライグマなどにも感染しているものがいると言いますし、基本的に脳裏から消えうせていると言うわけでもないと思いますけれども、やはり感染リスクはかなり低いですし、油断はしていたのでしょう。

ちなみに、狂犬病については有効な治療方法はなく、発症すれば 100% 死に至るという話です。みなさまも、海外等見知らぬ土地へ移動した際は感染症にはくれぐれもご注意を。

関連情報: 狂犬病